アイドル写真集に関する考察(特にパイドル)
巷にあふれるアイドル系の写真集。「ファンだったら無条件に買うだろう」と、安直に作られた駄作のなんと多いことでしょう。長年、いろいろなアイドルの写真集を買ってきた雲霧が、手抜き写真集をブッタ切ります。
(注:雲霧はいわゆる「オッパイ星人」で、胸の大きい子の写真集しか買いません。早い話がスケベなんです。写真集を見る視点も「オッパイ」を重視していますから、その点をご承知下さい。)
初稿 2003年執筆
ビニール包装は許せない
現在発売される写真集のほとんどは、ビニールでパックしてあり、その中身を確かめて(つまり立ち読み)、購入することはできません。大昔はそんなことはありませんでした。立ち読みして、「なんだ、つまんねえ。買わない」「う〜ん、なかなかいいなあ、どうしようかなあ。買おうかなあ。でも、今金ないしなあ。」と書店内で葛藤していたものです。写真集といえば、2500〜5000円もする高額な商品。本としたら大変な高さです。それが、今は中身を見られないとは、なんということでしょう。エロ本が「ビニ本」になった時に、便乗してビニール密封になったようです。
今、写真集を買うのは、正直「賭け」です。表紙の写真の出来で、ある程度はわかりますが、「表紙にはたいした写真を持ってこずに、中に良いものも入れる」パターンや、「表紙に一番いいものを持ってくる」パターンがあり、なかなかわかりません。ですから、まるで福袋を買うがごとき危険性があります。とにかく中身がわからないのですから。
通販など、実物を確認できずに購入する商品には「クーリングオフ」制度があります。ぜひ、この制度、ビニール写真集にも適用して下さい。写真集は中身がまったくわからないのに買うのですから、当然です。
ファンというのは、そのタレントの写真集であれば、やはり欲しいです。買ってしまうでしょう。しかしファンであればこそ、その写真集が駄作であった時の落胆・怒りは増幅するのです。
中身を確認できれば失敗作は購入しません。確認できずにしかたなく買うから、失敗作だったときに、「高い金を払ったのに裏切られた」と憤慨するのです。
中身に自信があれば、ビニール包装にする必要はないはずです。アイドル写真集は不動産屋の広告みたいです。本当のことを見せません。現地に行かないと実情はわからないのです。
よく、「この写真集は○万部売れた大ヒット作!」という表現がありますが、ビニール写真集の場合、部数が多いから良質ということはありません。問題は部数よりも購入者の満足度です。「○万人のファンが怒っている」という場合もあるのです。そのあたりを、出版社やタレント事務所は知るべきです。
いますぐ、ビニール包装はやめて欲しい!
価格が高すぎる
これもファン心理につけこんでいると思いますが、とにかく高すぎです。特にこのデフレ時代、牛丼も280円というのに、3500円などは痛い出費です。今まで、その価格に応じた満足度を与えてくれた写真集はほとんどありません。そして、古本店の買取価格の低さ、これもなんとかならないでしょうか? 定価3500円の写真集が新品同様でも200円程度にしかなりません。そして、それを2800円とかの値段をつけて売っているのですから、暴利です。
定価は2500円が限度です。
サイズが大きすぎる ハードカバーも不要 白ページも不要 白枠も不要
一般的な写真集のサイズは、およそA4です。A4というと、見た目では立派な感じがします。大きくて迫力もあります。風景写真などでは、いいかもしれません。しかし、アイドル写真では、その迫力に見合った写真は少なく、実際はB5程度でいいのでは、と思われます。A4だと、本棚に入れる時も、ちょっと困ります。そして、ハードカバー。これもムダです。「立派そうに見せる」「ボリュームを増やす」などの上げ底効果はありますが、ハードカバーにすることによって、「実際のサイズはA4を上回り、本棚に入らない」「中身の写真の数は、実際は非常に少ない」「写真が貧弱なのに、装丁ばかり立派だと頭に来る」などの弊害があります。
アグネスラムの復刻写真集などは、B4ほどの大きさがあり、大きいのはありがたいものの、本棚に入れることができなくて非常に困っています。
また、もったいぶった写真集は、表紙をめくったあとに白紙のページが挟まっていることがあります。章と章の間にも白紙のページがあることがあります。白紙がはさまると、えらそうな感じがしていいのかもしれませんが、ムダです。上げ底以外の何物でもありません。
写真を小さく配置して、その周囲を白い部分で囲むレイアウトもよくあります。これは「白枠」と言われるテクニックで、「額縁に入れたように立派に見える」「なんかいい写真のように錯覚させる」効果があり、へたくそなカメラマンがその技量を補うために使われます。「せっかく、A4サイズの用紙なのに、写真自体はハガキサイズしかない」、こういう無駄なことはやめていただきたいです。
また、縦長である用紙に横長の写真1枚だけを配置するレイアウトがあります。上下に無駄な余白が生じます。その余白を使えば、もう1枚、写真を配置することが可能なのに、なんともったいないことか。
大きくするより、小さいサイズで価格を安く! そして写真は目一杯入れて。
白黒はやめて欲しい
新聞だってカラーが増えているのに、アイドル写真集には白黒写真が多くあります。白黒にすると制作費用は安くなります。つまり儲けが増えます。
困ったことに、今のようなカラー全盛の時代になると、「白黒=芸術っぽい」と思う人がいることです。特に被写体であるアイドルは、芸術っぽいのを喜ぶようです。しかし、女性写真、特にアイドル写真やヌード写真での白黒はいただけません。やはりカラーでなくては。白黒では貧相になります。アイドル写真集のほとんどは、「アート」「芸術」という言葉を多様して、アイドルをいい気にさせて作っているでしょうが、見る側からしたら、白黒ではだまされた気分です。表紙が白黒なら、「全編白黒なんだろう」と予想できますが、最初の数ページだけカラーで、途中からほとんど白黒になるようなページ構成は、完全に詐欺です。
アイドル写真集に白黒は不要!
無駄な風景写真
「青山知可子 熱帯性気候」(篠山紀信撮影)の中には、本人はまったく写っていない、ただの風景写真がバーンと見開きで入っているのがたくさんあります。このように、「金をかけて海外ロケに行ってきたんだぞ」という写真集には、無意味な風景写真が数ページ入ることが、よくあります。「こんな風景見せるなら、○○ちゃんの姿をもっと見せろ」と読者が思うことをわかっていない、愚かな構成です。「せっかく美しい風景のところに行ったんだから、風景も1コマ欲しい」と思う気持ちはわかりますが、風景だけの写真集なら他にいくらでもあります。読者が高価なお金を払って、欲しているものはそのアイドルの姿であって、風景ではありません。
手抜き撮影はやめて欲しい
私、雲霧は東京の某写真事務所で働いていたことがあり、この業界のこともある程度知っています。このサイトを見てくれる方の中にも写真に詳しい方がいらっしゃると思います。写真に関して少し専門的なことを述べたいと思います。
<安易に小型カメラを使わないで>
カメラには「小型」「中型」「大型」の3種類があります。
小型カメラというのは、皆さんがよく見かける普通のフィルム(幅35mm)を使ったものです。フィルム1コマの大きさは24mm×36mm。カメラもレンズも豊富な種類があり、機動力も抜群です。
中型カメラとは、幅約7cmのフィルム(ブローニーフィルムと呼ばれます)を使ったカメラのことです。最も一般的な種類のフィルム1コマの大きさは、6×7cmです。面積比でいうと、35mmフィルムの約5倍の大きさを持ちます。フィルムが大きいということは、それを入れるボディも大きく重くなり、専門家や一部マニアのものとなるため、価格もかなり高価ですし、種類もそれほど多くなく、機動力も相当落ちます。(左の写真は、6×7カメラの中では最小のものですが、それでも小型カメラに比べれば大きなものです。
アイドル写真ではセミ判と呼ばれる6×4.5cmのものが、その機動力の良さから、よく使われています。
大型カメラというのは、約10cm×12cmという大型フィルムを使うカメラです。フィルムはロール状にはなっておらず、1枚1枚、撮影ごとに交換しなくてはなりません。機材もかなり大きく、手持ちでは普通撮影できませんから、大型三脚が必需品です。昔、写真館での家族記念写真などでも使われていた、カメラマンが黒い布をかぶって撮影していたあのカメラの類です。左のような、ポスターとかカタログなどの、印刷サイズが大きく、非常に精緻な写真が求められる時に使用する特殊カメラです。コストもべらぼうにかかるため、不況の現在、出番は激減しています。今はフィルムの質が向上しているため、「大型カメラを使用しなくても、中型カメラで十分」といわれています。
フィルムの質はたしかに向上していますが、それでも35mmフィルムでA4サイズ程度に引き伸ばすと、きめの粗い写真になります。気にならない人にはわからないかもしれませんが、気になる人にとっては、とても気になり、「汚い」と感じます。文庫本サイズ程度の小型写真集なら35mmフィルム使用でも構わないのですが、A4サイズでは見苦しい写真になってしまいます。今は、印刷技術も向上して、精緻な印刷ができますから、写真の汚さもはっきり印刷されてしまいます。ですから、「アイドルをきれいに写す」べき写真集では、中型カメラを使用すべきなのです。中型カメラでも、手持ち撮影が可能な、機動力の豊富な種類が出ています。たしかに、コストもかかるし、手間もかかる、面倒な撮影ではありますが、「楽だから」「安いから」と安易に小型カメラに逃げるべきではありません。いみじくもプロであれば、「素人に撮れないプロならではの写真」を撮影する気概が必要です。フィルムの面積比は、引き伸ばした時にそのまま「写真のきれいさ」に比例します。
それなのに、アイドル写真集では、小型カメラで撮影されているものがけっこうあるのです。せっかく美しい被写体があっても、機材で手抜きされては、そのアイドルがかわいそう、そして、写真集を買うファンもかわいそうです。ちゃんとした書店に多数並べるのですから、アダルトショップの片隅にひっそりと置くエロ本と同じ撮影方法では困ります。非常に動きが早くて小型カメラでしか撮れない」、などのどうしようもない理由がある時のみの使用に限るべきです。
<安易に高感度フィルムを使わないで>
フィルムには、感度というものがあります。50,100,200,400,800などがあります。感度が高くなると、暗いところでも写せるようになりますが、フィルムの質(粒状性)が落ちます。薄暗い場所で、人工的な照明を使用しない場合は、カメラマンは高感度フィルムを使いたがります。低感度フィルムではブレてしまうからです。スポーツ写真のように、「とにかく写っていればいい」場合は高感度フィルムでも良いのですが、「きれいに写す」ことが至上課題であるアイドル写真集では、良いことではありません。
フィルムの粒状性をわざと悪くして、きめを非常に粗くすることによって、芸術的な効果を狙う場合もあります。デビットハミルトンの写真などは好例です。ただ、無闇にやるべきテクニックではありません。あくまでもイレギュラーなものです。にもかかわらず、「高等テクニックだぞ」とカメラマンがほくそえんでいるかのごとき写真が、アイドル写真集の中にも見つけることが多々あります。どれもが失敗作です。
<やっつけ仕事はやめて>
人気アイドルのスケジュールを抑えるのは大変です。ですから、写真集のロケ日数も最小限のもので済まそうとします。写真集の写真というのは、実際は、掲載される数の10倍以上は撮っているものです。たくさんのフィルムの中から良いものを選ぶのです。撮影日数が少なくては、いいカットは撮れません。篠山紀信は巨匠と持ち上げられていますが、頼まれ仕事の場合、実際はやっつけ仕事ばかりで、玄人筋からは評判が悪いです。(「少ない時間で作品を作ることができる」というのは、事務所や出版社サイドにとっては大きなプラスポイントではあり、その点では優秀な「プロ」なのかもしれません。)
撮影日数が少ないと、「せっかく景色のいい南の海にいったのに、出来上がった写真は曇りの時のどんよりとしたものばかり」ということもあります。晴れる日を待つことなく撮影してしまったからです。屋外ロケというのは天候に大きく影響されますから、余裕の持った日程が必要です。
人気のないアイドルでも、制作費用を削られているような写真集では、「たった1日のロケで終わらせている」ような手抜き撮影もあります。こんなものを3000円の価格をつけて売るなど詐欺です。
やはり、高額な出版物を作るのですから、「いろいろなロケ場所に行って、バリエーションに富んだ撮影をする」「衣装やアクセサリーなども豊富に変えて、いろいろ撮る」「屋外ロケだけでなく、きちんとした写真スタジオを借りて、照明にも凝ったきっちりしたスタジオ写真を撮る」などの努力が必要です。素人の「投稿写真」程度の、照明にも何の気も使わない、ただバカチョンカメラのシャッターを押しただけ、影の処理も気にしない、みたいなクソ写真を平気で撮影できるカメラマンの神経、それを掲載できる出版社の厚顔無恥には、辟易します。
※2006/1追記
デジタルカメラが急速に技術進歩し、プロの間にも普及し始めてきました。篠山紀信氏なども積極的に使用しています。解像度に関してはかなりよくなっています。ただ、色の深みといった点は、まだ改善の余地があるような気がします。
せこいタイアップは共倒れ
最近、人気アイドルの撮影で多いのが、写真集とビデオ(DVD)のタイアップです。一度のロケで2つの作品が出来ますから、事務所的にはおいしい仕事です。しかし、たいていは失敗します。特にビデオの質が悪いです。両者共倒れになることもあります。
タイアップ撮影の場合、普通は写真集撮影をメインにします。写真を撮っている横から、邪魔にならないようにビデオを撮ったりします。ビデオ撮影だけの時間を撮ってもらうことがほとんどない場合、やはりビデオの質は悪くなります。写真側も傍でビデオを撮られると、やはり邪魔で悪影響があります。結局、一石二鳥を狙っても虻蜂取らずになることが多いのです。ファンは両方買うことが多いのですが、写真集とビデオが同じ場面ばかりでは、やはり損した気がします。ビデオは「動き」「音」という写真にないものがありますが、それでも、まった同じシチュエーションでは意味がありません。
週刊誌などの前宣伝は考えて欲しい
写真集が発売される直前、宣伝を兼ねて、週刊誌に3〜4カット掲載されることがよくあります。昔は、写真集に掲載される作品は、一番いい写真を集めたもので、それにかからなかった2番手写真を週刊誌に載せていました。つまり、ファンからすると、「安い週刊誌でそのアイドルの写真は見ることができるものの、もっといい写真は写真集を買わないと見られない」という感じでした。そして、写真集を買い、「おー、さすがにこっちのほうがいい写真だ」と感動したのです。
しかし、今は困ったことに、「一番いい写真を週刊誌に掲載してしまう」ことが多いのです。不況で写真集も売れなくなったせいか、宣伝に力を入れるのです。週刊誌に2番手の写真を掲載しては、「こんな程度か、だったら写真集を買うのはやめよう」とファンが思うと、予測しているのでしょうか。しかし、真のファンからすると、「高価な写真集にいい写真が無く、安価で薄い紙の週刊誌に一番いい写真が載っているのは許せない」と思います。週刊誌では、紙質が悪く長期保存にも向きません。やはり、写真集というのは大切に宝物として保存するものです。ファンの中には、「見るもの」と「保存するもの」の2部を購入する人さえいます。写真集は「最高傑作の集まり」であるべきです。
オッパイファンの気持ちを考えろ ちゃんと全部脱いで!
オッパイを売り物にしているアイドル(パイドル)のファンは、当然オッパイファンです。それなのに、制作側がその気持ちをわかっていない写真集が多いのです。
女性写真の基本は、「顔をキレイに撮る」ということはわかっています。しかし、「見る対象がオッパイファンの場合は、撮影方法が違う」ということを理解しなくてはなりません。
具体的に言うと、「オッパイをアップにする」「オッパイを強調する」「顔よりもオッパイを写せ」ということです。はっきりいって、顔のアップなどどうでもいいのです。megumiなんか、あんなブスの顔をアップにして何の意味があるんですか?
ピントの合わせ方も「モデルの目に合わせる」という写真界の基本がありますが、パイドルの場合は、オッパイに合わせるべきです。よくある四つん這いのポーズでも、顔にピントがあっているものの、オッパイ部分はボケていることが多いのです。手前から奥まで全域にピントを合わせる(巨匠黒澤明が拘ったように、技術的にはとても難しい)か、オッパイにピントを合わせるか、どちらかにすべきです。顔は二の次です。アイドル本人は嫌がるでしょうが、オッパイで売っている以上、納得すべきです。
髪の毛の処理も考えるべきです。長髪の子の場合、髪の毛が前に垂れて胸を隠すことがあります。これはやめていただきたい。
衣装も、水着や下着を多くすべきです。胸がわからない服装では意味がありません。水着もワンピースはだめです。やはりビキニ中心です。それもなるべく露出度の大きいものです。
それから、一番大切なのは、「そのオッパイの全貌を早く見せて欲しい」ということです。昔のタレントは、最初水着で、いつか落ち目になるとヌードになるという方程式がありました。(結婚退職しない場合ですが) しかし、今はイエローキャブのように、「最初に刺激的な水着をさんざん見せておいて、人気が出ると水着にさえならない」という最低の売り方をするようになってきて、オッパイファンは頭に来ています。岡元あつこのように、「たいしたタレントでもないくせに、いつまでたってもセミヌードでごまかし続ける」、という最悪の子もいます。特に彼女の場合は、「”エロイポーズをバンバン見せる””テレビでも、スケベな話を平気でする”ものの、脱がない」という超中途半端ですから、怒り心頭に発する状態です。パイドルの肉体がもっとも美しいのは18〜24歳程度の範囲です。オッパイが大きいほど形が崩れやすいですから、脱ぐのは早いほどいいのです。宮沢りえや菅野美穂のように、「最も美しい時期に、すぱっと脱ぐ」潔い姿勢を見習うべきです。
それから、きちんと脱いでいない(乳首を含む乳房の全貌を見せていない)のに、「ついに脱いだ!」「オールヌード」「完全ヌード」「すべてを見せた」「全裸!」などと、ウソをついて煽るのはやめていただきたいです。上着を脱いだくらいで”脱いだ”と騒がないで欲しい。前宣伝の週刊誌の見出しに多いのですが、完全な詐欺です。公正取引委員会しっかり指導して欲しい。
優香、岡元あつこ、小池栄子、大原かおり、megumi、川村亜紀、黒田美礼、かとうれいこ、乙葉、細川ふみえ、雛形あきこ、三瀬真美子、中島史恵、ほしのあき、etc...今すぐちゃんと脱いでくれ!
矯正下着・水着はやめようよ
今や、矯正下着は当然のようになってしまいました。目一杯寄せて、持ち上げて、谷間を作ります。これにより、CカップもEカップ、EカップはGカップに変身です。今大人気の乙葉ちゃんも、実際はそれほどのボインではないのに、矯正水着のおかげで巨乳アイドルになってしまいました。 シェイプアップの中島史恵ちゃんも、水着ではけっこうボインでしたが、セミヌードで乳房の形を現した時には、Cカップ程度でした。やはり、パイドルファンは本物にこだわります。豊胸手術などもってのほかです。寄せて持ち上げるのはパイズリの時だけで結構です。上げ底はやめて欲しいです。たいしたオッパイでもないくせに、スケベ心につけこんで偽物巨乳を仕立て上げるのは詐欺です。
スリーサイズもウソばかりです。ウエスト60以下といえば、かなりの細身です。それなのに、ほとんどのアイドルはウエスト60以下。60以上はすべて60と表示しているようです。明らかな偽装。乙葉なんて完全なデブです。実際は70はあるでしょう。それなのに60とは? あきれかえります。実際、普通のシーンズなんて、一番細くて61cmですよ。ファンを騙すのはやめましょう。年齢詐称以上に悪質です。(芸能人にもJIS規格を適用しましょう)
カメラマンはそのタレント及びファンのことを、もっと調べて
学校の修学旅行などにプロのカメラマンが来てくれて写真を撮ることがあります。プロだから上手です。しかし、初対面の人間には出せない表情というのがあり、バカチョンカメラを持った先生が撮った写真のほうが表情がいい、ということはよくあります。結婚式披露宴の写真でもそうです。タレントは、ある程度訓練されていて、どんな相手でも注文どおりの表情を出せる人もいますが、やはり初対面よりは慣れた人のほうが、いい表情が出ます。篠山君が最低なのは、事前にモデルとじっくりコミュニケーションをとることをしないことです。(スケベなコミュニケーションはとろうとするそうですが) 当然、そのモデルのファンがどういう写真を見たいかも考えません。やはり、カメラマンは初対面の仕事でも、前もって被写体のことをよく研究し、コミュニケーションをはかり、そしてファンの気持ちまで考えて写真を撮るべきです。自分勝手な写真はファンは支持しません。
ぜひ復刻版を
水沢アキの20年記念写真集というのがあります。ここで特筆すべきことは、当時は「セミヌードまでしか公開しない」だったのに、実はちゃんとしたヌードを撮っていたということです。この業界にはけっこうそういうことがあります。「将来NUDEがOKになったときに公開できたらいいな」というやつです。普通、ある程度の地位のあるタレントはなかなかすぐには脱ぎません。年齢がいってからやっと脱ぎます。しかし、その時には肉体のピークはとうに過ぎ、汚いカラダになっています。そんな時に、昔のきれいなカラダの時のヌード写真があると最高です。このために水沢アキと篠山はずいぶん儲けたでしょう。このように、他の人も「昔、実はヌードを撮っていた」なら、ぜひぜひ公開してください。
また、昔「ヘア」が禁止だったころのヌード写真というのは、おかしなポーズをとったり、ボカシを入れたりして苦労していました。見るほうもイライラしていました。今はそんな苦労はありません。しかし、フィルム原版にはきちんと写っているはずです。そこで、昔見られなかったヘア写真をぜひ見せて欲しいのです。おかしなボカシなどない自然な写真をファンは見たいです。とりあえず、庄司みゆきさんの復刻写真集を作ってもらえないかなあ?
ヨイショはその人のためになりません
各タレントの公式HPを覗くと、どんな駄作でも「良かったです」「美しかったです」「素晴らしいです」「感動しました(小泉か?)」という美辞麗句が舞っています。本当のファンというのは、どんなにひどいものでも許せてしまうのか、と感心しています。他の掲示板ではどんなに酷評されても、公式HPや応援サイトでは、ヨイショしまくりです。私のように正直に写真を批評するとすぐに袋叩き。「荒らし」呼ばわりされて削除されます。だから、今は、このサイトで批評するだけで、よそに書き込むことはしません。でもね、ほとんどの人が駄作だと思っているのに、そんなにヨイショしてむなしくないのでしょうか? ヨイショすればそのタレントからは好かれるでしょう。その気持ちはわかります。でも、当事者のタレントだって、ある程度わかっているわけで、悲しくないのでしょうか? 「次回こそいいものを作って欲しい」「タレントとして成長して欲しい」と思うファンだったら、「いいところはいい、悪いところは悪い」と指摘してあげるべきだと思います。それが、思いやりのある真のファンだと考えます。
最近は写真家も自分のサイトを開設しています。そのサイトにまで、「○○先生、凄く良かったです」と書き込む、かわいそうなファンがいます。写真のことに詳しくない一般の人は、カメラマンの手抜きに気づかずに、騙されて、「いい写真」と思わせられるんでしょうかねえ。でも、誰が見たって、ひどい写真はひどい、と思うんですが。やはり、そういうのって、サクラなんでしょうか? なんか怪しいです。褒め方も、「何がどうだからいいのか」解説せずに、ただ、「良かった」という単調なものです。私のように具体的に「何が良くて、何が悪いか」指摘するものでは有りません。そんなのを見て、喜んでいるような写真家は、3流です。
雑誌に出ていた写真を、まとめて一冊にして欲しい
昔はアイドルの水着の写真というと、プレイボーイや平凡パンチ、またはBOMBとかMOMOCOクラブといったアイドル専門誌だったのが、ここ10年くらいは、ヤンマガとかヤンサンなどの、中高大学生向けの一般マンガ誌によく載るようになりました。というか、マンガの内容よりもグラビアに力を入れている感じが強いです。グラビアが誰かによって、売り上げもずいぶん変わるそうです。私も、いい年をして、井上和香のグラビアみたさにヤンマガを買ったりします。(マンガはつまらなくて読まない。もったいないが)
さて、そんなわけで、雑誌にもいい写真がけっこうあります。しかし、紙質が悪く、保存に向かない、そのうえ、字がじゃまだったりします。惜しいのは、「いちばんいい写真が表紙に使われる」ことです。表紙は文字だらけです。いい写真がメタメタにされます。もったいないです。
そういう名作を、良質紙で一冊の写真集としてまとめて欲しいです。どんなアイドルでも、人気が下降気味になったときに、そういう雑誌写真の集大成的写真集を作るべきだと思います。実は、雑誌の写真というのは、使われるのは2〜3枚だけということも多いのですが、現場ではけっこうな数、撮影してます。つまり、紙面の都合でボツになった「隠れた名作」も多いのです。また、まだデビュー当時、「露出度を抑えて、出し惜しみして売ろう」といった時期は、露出度の高い(=ファンが喜ぶ)写真が、事務所サイドの意向でボツになることもままあります。こういうのって、人気下降時は公開できます。こういうものを「日の目を見せてあげる」ようにして欲しいものです。
今、音楽CDでは、レコード会社の枠をこえて、「80年代名作集」などといった、オムニバスアルバムが作られ、けっこう売れてます。アイドルの雑誌掲載写真も、出版社の枠を超えて、まとめて欲しいものです。もちろん、カメラマンの枠も超えてください。いろいろなカメラマンの名作を集めて、カメラマンごとの腕を競争させるのもいいじゃないですか。
井上和香なんて、写真集の冊数としては、少ないのですが、雑誌の登場回数なんて、数百回です。雑誌掲載写真だけでも、何十の写真集が作れるはずです。ぜひ作って欲しいなあ。
もちろん、再編集で元手はかからないのですから、ソフトカバーで、100ページで1200円くらいで、売って欲しいです。これなら、写真の中身がある程度想像できますから、ビニール包装でも許します。(2005-7)
「絵葉書写真」でいいじゃないですか 2008/8追記
写真をある程度専門にやっている人(プロ・アマ問わず)ならわかるんですが、この世界では、「絵葉書写真」をバカにする傾向があります。
絵葉書の写真は、構図も基本に忠実で、きれいな写真ですが、「ありきたり」「面白みがない」「誰にでも撮れる」「技術がない」などと蔑視されることがあります。この批判は、一部正確ですが、絵葉書写真は誰にでも撮れるものではありません。
まず、写真の基礎の技術をきちんと持っていることが必要です。これが意外と持っていない人が多いのです。また、特に風景写真などは「一番気象条件のいい時にしか撮れない」ということで、誰でもが、気軽に現地に行って、簡単に撮れるものではありません。地元のカメラマンか、スケジュールに余裕のあるカメラマンでないと、なかなか撮れません。
そんなわけで、腕に自信のあるカメラマンでも、いざ、「絵葉書用の写真を撮ってくれ」と言われると、うまく撮れないケースも多く、「絵葉書写真なんて(誰にでも撮れる)」という蔑視は正しくないと思います。有名な「田貫湖からのダイヤモンド富士」も、実際にはなかなかきれいに撮れるものではありません。
このように、写真の上級者とかプロの間には、「基本に忠実なオーソドックスな構図」をバカにするきらいがあります。そして、「ちょっと変わった構図」「奇をてらった構図」に走りがちです。これをアイドル写真集でやられるとファンはたまりません。
「頭の上の空白が極端に大きい」・・・このため、アイドルの写っている面積が非常に狭い。
「左右2ページの横長の見開きの、大きな写真なのに、主役のアイドルは右端にちょこんと小さく写っているだけ」
などなど、ファンにとって無意味な写真ばかりの写真集のなんと多いことか。
普通に、基本どおりに、そのアイドルの姿を大きく写してくれればそれでいいんです。カメラマンの主義主張は、嫌味なだけです。個性も不要です。主役は被写体であるアイドルであり、カメラマンなんかどうでもいいんです。これがわかっていないカメラマンが多いです。
今、結婚スナップ写真の世界では「斜め写真」が流行だそうです。わざとカメラを傾けて、「珍しい」「オシャレに感じる」写真を撮るのです。素人さんのお客の場合、「プロっぽくてかっこいい」と好評だそうですが、一部のプロの中には、斜めの写真ばかり撮って、まともな写真がなく、逆に不評を買ったり、斜めに撮るのが身についてしまって、普通の水平な写真が撮れないプロがいるそうです。奇をてらった写真というのは、スパイスのように、ちょっとだけ使うのがコツなのに、変な写真がメインになっては意味がありません。