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アイドルビデオ個別評論

映像の専門家が一刀両断


個別評論2 小池栄子 <Cure>  3800円



このDVDのコストパフォーマンス
”Cure”というのは、”癒す”"治す”などという意味なのだが、怒りで逆効果になる駄作でした。これもベガファクトリーです。小池栄子初のビデオということで、本人は頑張っているようですが、スタッフがひどすぎます。

 基本的な撮影テクニックがなっていません。家庭用カメラを多用しているせいもありますが、画面はブレブレだし、露出がいい加減です。暗くて姿が見えないカットが多いです。室内シーンもありますが、照明が手抜きで、これもなんだかわからない画像です。
 愚かなのは、画面の周囲をプリクラのような飾りで囲んだり、黒枠で囲んだりして、もともと狭いテレビ画面をそれ以上に狭くして、結果被写体が非常に小さくなってしまいました。
 毎度のことですが、ジャケットにある場面が本編にはありません。
 結局、なんとか見られるのは、写真撮影しているシーンを横から盗み撮りしているところです。写真だから、モデルをじっくり静止させているからでしょう。つまり、ビデオらしく動きをつけた場面は皆失敗だったということです。
 ある意味、典型的な失敗作であるため、反面教師にするのは好材料です。

 実は、彼女に関しては、他にも「Final Beauty」や[too][hot]の2部作も購入しています。特に[too][hot]は、写真集のおまけで撮影したような内容で、中身は薄く、1本でいいのをわざわざ2本に分けて、倍儲けようという最低の作戦です。半分以上がくだらないインタビューシーン、それも男性スタッフの汚い声ばかり。泣きたくなるような駄作でした。それにしても、小池栄子は本人がそうなのか、どの作品でもカメラに近づいてドアップを撮らせる癖があるようで、あの豚顔が何度も近づいて来ると、気持ち悪くてしょうがないです。猪八戒に襲われているようです。本当に胸だけで食っているタレントなんだなあ、と痛感。
 それにスマシ顔はまあまあ見れるが、笑った顔が醜い。声や話し方も品がない。性格的には好きなんですがねえ。
 


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