
このDVDのコストパフォーマンス
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50点というのは、価格が1900円と安いからの評価で、もしこれが4000円で売られていたら、20点でしょう。
川村亜紀はモデルとしては逸材です。嫌味なほどの巨乳ではない適度なグラマーで、かわいく、アイドル性もあります。しかし・・・
本当に陳腐な作品です。無理矢理ストーリーを作って演技させていますが、何の面白みもないシナリオです。おまけに「汚名挽回ね」なんていうセリフを話させていて、シナリオ作家の知能程度の低さが推し量られます。
宮崎美子のCMをパクった、いい演出があるのに、手前に木の枝があって邪魔していたり、どこか抜けたディレクターです。
とにかくハイキーに白っぽく撮影しています。ハイキーはきれいに見えるものの、なんだかわからなくなり逆効果です。そのくせ、やたらドアップにしたがり、肌の汚いのがはっきり強調されています。下半身のドアップもしつこいくらい多いのですが無意味です。胸のアップもアップすぎて胸全体が見られず、逆効果です。
また、水着でシャワーを浴びているシーンがやたら長い。しかし、シャワーのためよく見えない。
カメラはブレブレ、ズーム多用、無駄な合成や枠囲い、やることなすこと、ずべてが「見難くする」効果ばかりで、まったくきちんと亜紀ちゃんのボディを見られるシーンがありません。
水着の種類が2種類しかない。少なすぎます。シーンのバリエーションも少なすぎで、同じものの繰り返しばかり。ほんと手抜き、安直。
そして、こんなにつまらないのに、ラストの方は名場面集(のつもりなんだろう。名場面ではないが)が延々と流れ、「お疲れ様でした〜」とスタッフの姿が映る、アイドビデオの定番のフィニッシュ。すごくいい作品を作ったのなら、スタッフが出て楽屋ネタを出してもいいが、駄作にこれをやられると、文化祭に映画を出した高校生の域を出ない自画自賛ぶり。情けない。
モデルを台無しにしたビデオでした。あまりにも稚拙&誤解だらけの制作方法で、一から教えてあげたくなりました。
ジャケット表面の水着のシーンもなし。
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