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アイドル写真集個別評論

写真の専門家が一刀両断


武田久美子
身長158cm 体重40kg
バスト85cm ウエスト57cm ヒップ82cm
1968年8月12日生まれ  A型


武田久美子 「My Dear STEPHANIE」  撮影:渡辺達生

この写真集のコストパフォーマンス
 今までで、最も感動した写真集です。というのは、これまで久美子ちゃんは、きわどい写真はあるものの、「一流アイドルだから、脱がないだろう」と思っていたからです。前宣伝の雑誌では、「初のヌード」と煽っていましたが、「どうせ、出版社の得意の嘘」と考えていましたし、雑誌掲載写真も脱いではいませんでした。実際に写真集を手にとっても、前半は普通の写真、中間も、しかし、後半の最後の方に、わずかですが、乳房露出があり、感激しました。「生きていて良かった」、と本気で思いました。ページをめくるほどに興奮を高める編集、最高です。カメラは渡辺達生。素直な描写が久美子ちゃんにぴったりだし、腕はたしか。ロケも手が込んでいる。室内の照明もうまい。世間で話題になった貝殻水着は、良かったものの、私的にはたいしたインパクトはありませんでした。屋外でのヌードは寒さのせいか?乳房が縮こまってイマイチでした。最高なのは、窓際の写真、見事な乳房です。本当に最高の写真集です。全編ヌードオンリーだったら、100点満点でした。
 あとから出た写真集を見るとわかりますが、この当時の久美子ちゃんのオッパイが「最高時期のラスト」でした。後発の写真集のオッパイはかなり小さく、崩れています。やはり、18・9歳に、この写真集を出して欲しかったです。しかし、なんとか間に合ったということで、良しとしましょう。とにかく、久美子ちゃんの中で最高作です。

(後から出た写真集はヌードは多いものの、読者のことを考えず、カメラマンや久美子ちゃんが自己陶酔するような写真ばかり撮影していて、あまり好きではありません。)


写真集「想いどおり」 撮影 清水清太郎
少女から大人への微妙なお年頃、ある意味最高の年齢時の写真集です。久美ちゃん特有のあどけない笑顔もいいし、ふと見せる色気も最高。ロケ多用で背景、小道具もいいです。当時としてはお宝だった、乳房透けカットもあります。しかし、カメラマンが下手。この人の写真はいつも汚いです。誰がとってもきれいな久美ちゃんで、この程度しか撮れないとはプロ失格です。
メイキングビデオも同時発売されましたが、お粗末なものでした。それでも、ファンにとっては貴重な映像で大枚はたいて買いました。
写真集「Paradise in Tahiti」
”盛りはすぎたとはいえまだ若いクミちゃん”、”最高のロケ地”、”うまいカメラマン”と三拍子そろったのに、惜しい。駄作に仕上がりました。根本原因は、「自然風景へのこだわりすぎ」です。とにかく風景重視で久美ちゃんが小さい。その他にも、脱ぎ方が中途半端でヌードが少なすぎ。そろそろ肌の衰えを感じてきたのか紗のかけ過ぎ、バストがかなり小さくなってしまった、などなど非常に残念な作品でした。写真的にはかなりの秀作がわずかにあるが、本当にもったいない。ハードカバーがものすごく厚く、重いだけで中身が軽い最悪のパターンです。羊頭狗肉といってよいでしょう。プロデューサーも悪いし、「ファンの気持ちを考えずに、自我を主張したがる野村カメラマン」も悪く、駄作でした。風景写真集を買ったわけじゃないよ、見開き2ページで風景だけ写してどうするの? 写真のない、タイトル文字だけのページもたくさんあるし、文字すらない、完全に真っ白のページもあるし、縦位置で1ページでいいのに、わざわざ横位置にして見開き2ページにしている超無駄な写真もあるし、つま先のアップなどという無意味なものもあるし、どこまでファンをバカにすれば気が済むのか。。久美ちゃんの裸を見たくて、高額なお金を払っている気持ちを全然理解していない。ほんと、頭の悪いカメラマンだね。久美ちゃんの部分だけ抽出したら、20ページの文庫写真集になっっちゃうよ。それで3000円なんて、完全な詐欺!
写真集「DIVA」
 最新作。惰性ですぐに購入したものの、この年齢で期待するのは酷。オッパイもすっかりしぼんでしまった。熱烈ファンだから我慢できるが、普通の人には見せられない作品である。紐パンとか白黒作品などに見るべきものはあるが、「もう引退していいよ」といいたくなった。肌がやたら黒いのも印象が悪い。映画などに出てファックシーンでも演じてくれればうれしいが、写真集はもういいと思う。この後、結婚→出産となったため、おそらくラスト写真集になるだろう。
「妊娠ヌード」と聞いたときに、「まさかそこまで」と思ったが、結局買ってしまった。ファンというのはバカである。さすがに妊婦は、裸を見てもタタナイ。まあ、妊娠したことで胸は少し大きくなっているが。見せ方も中途半端だし、こんなものなら発表しなくてもいいと思う。芸能人の性なのか、それともダンナが貧乏なのか。クミちゃん、静かに幸せに暮らして下さい。


その他

久美ちゃんはたくさんの写真集を出しています。もちろんそのすべてを購入していますが、全部を紹介することはできません。良作をチョイスして掲載します。特筆すべきはリュウミセキの「レディ・・・」シリーズで、芸術性がかなり高く、久美ちゃん自身もかなり入れ込んで作っています。ロケ地の特性がよく出た佳作です。ただ、この頃(20台後半)にはバストの形が崩れてきているのが残念です。また、製作者側が凝りすぎのために、製作者側の自己満足が多く、ファンの見たいものになっていないのが残念でした。それにしても、何をやってもどんなポーズでも絵になる久美ちゃんは素晴らしい。



2004/8追加
「Me 武田久美子完全版」  撮影:リウ・ミセキ 音楽専科社 3800円

この写真集のコストパフォーマンス
 Ladyシリーズで芸術的写真の腕を存分に発揮し、久美子ちゃんのお気に入りになってしまった実力派カメラマン リウ・ミセキによる、久美子写真の総仕上げ的写真集です。

 といっても、この写真集の中の90%は過去に発売されたもの。久美子ファンなら全部購入済みです。ファンが欲しがったのは「妊婦ヌード」。正直言って、「久美ちゃん、そこまでして稼がなくてもいいよ」といいたいのですが、怖い物見たさもあって、結局買ってしまいました。

 妊婦ヌードはまさに妊婦で、お腹がまん丸になり、おっぱいも大きくなっています。しかし、乳輪が巨大化し、かつ真っ黒。そんなヌード見ても、勃ちません。うれしくもないです。アメリカ人の旦那が稼ぎが悪くて、豪奢な生活を維持していくのが大変なようですが、貧乏人ファンからのせめてもの生活費援助だと思って、3800円寄付しました。

 最近は私生活のことをつづった本までだして、必死に稼いでいますが、なんか哀しいです。外人好き、露出狂なのはわかっていますが、子育てに専念して欲しいです。

 リウミセキさんは、モデルを芸術的に美しく神秘性も加えて撮影できる、素晴らしい腕のカメラマンです。が。。。
 久美ちゃんのヌードみたさに写真集を買うファンからすると、美しいにこしたことはないものの、そんなに凝らなくていいんです。もとがいいんだから、そのまま裸を撮ってくれれば十分、余計な芸術性はジャマです。モデル本人は喜ぶでしょうが、ファンは喜びません。「胸の裸を写しているのに乳首が隠れて見えない」とか、「ちょっとスケベ心を考えれば、そんな写真撮らないだろう!」、と叫びたいカットがたくさんあります。セミヌードならともかく、見せるのもはきちん見せないと。
 せっかくの上質紙・大きなサイズでも、白枠だらけの写真で、久美ちゃんの姿は小さく印刷されています。たまに見開きの大きな写真がありますが、こちらは風景重視の写真、結局久美ちゃんは小さいまま。つまんない写真ばかりです。ファンじゃない人が、ただの女性ポートレイトとして鑑賞すれば、「いい写真だ」と感動するんでしょうが。

 この写真集のために撮影したカットは、ほんのわずか、事実上の再編集写真集で、3800円はいかんせん高すぎ。リウさん、あこぎ。むしろ、「今まで買ってくれてありがとう」と謝恩価格で売るべきでしょう。800円くらいで。


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