
この写真集のコストパフォーマンス
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この写真集は、杉本彩が最初にヌードを発表したものです。無名な出版社です。4000円くらいしたのではないでしょうか。当時としてはすごい高いです。清水の舞台から飛び降りたつもりで買いました。しかし、中身はその価値はありませんでした。たしかに、オッパイの全容は見えるし、ヘアもある。きちんとしたヌード写真で、「初めてのヌード」としての価値はあります。写真自体もまあまあの出来でした。
ひどい点も多々ありました。
●「サイズが大きすぎる」
B4くらいの大きさがあり、普通の本棚には収まりません。こんなに大きくする必要はありません。
●「中身が少ない」
ハードカバーで厚さがけっこうあります。カバーばかり厚くて中身部分が薄いです。そして一番バカにしているのが、白紙ページが20ページくらいあることです。まるっきり真っ白で何も印刷されていないページです。出版社にすぐ電話して聞いたら、「乱丁落丁ではありません。レイアウトです」とのこと。頭にきましたね。白紙ページ差し込んで上げ底しているのですから。ひどいやり方です。ですから、写真の枚数としたら、外観から予想される分の3割くらいしか実際はなかったです。写真1枚あたりにしたら、日本一高いアイドル写真集でしょう。
●「カラー写真が少ない」
白黒がけっこう多いんです。たしかに白黒の方が制作費用は安くなりますが、この価格をつけておいて白黒はないんじゃない?
●「凝り過ぎ」
ロケも海外ですし、いろいろな場面があって楽しめるのですが、素直な全裸写真があってもよかったのではないでしょうか?
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