

この写真集のコストパフォーマンス
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話題の写真集「フーミン」。講談社 4095円という超高価格。撮影は御大「篠山紀信」先生。
でも、予想通り、最悪でした。
「全編、白枠写真」
写真の周囲を無地の白で囲んでいます。芸術的に見せる効果があるんですが、アイドル写真集では邪道です。せっかく、A4の大きさの写真集でも、事実上の
B5サイズになってしまいます。意味ねえ。
「何もないページ」
篠山さんお得意の構成です。場面が変わる際、まったくなにもない白いページを挿入します。もったいない。写真入れろよ。
「風景重視」
風景なんかどうでもいいんですけど。人物を大きくフレーミングしてください。
「全部ヌードにしてくれよ」
ヌード写真が少ないんです。ヌード写真集なのに、冬に厚着している姿を見せてどうするの? アホか。
「画質最悪」
デジタル時代ではない、少し昔に撮られた写真ですが、おそらくフィルムと思われます。それも、35mmの。かつ高感度タイプと思われ、画質は最悪。お金をとれる代物ではありません。この手抜き撮影は消費者をバカにしています。
「ブレ ピンボケ」
写真家として絶対にやってはいけないことを、篠山さんはわざとやります。大バカ野郎です。フーミンファンはちゃんとした写真を見たいんです。
「ピントはバストに」
巨乳アイドルの写真集は、ピントは顔ではなくバストに合わせるものなんです、わかってないなあ、篠山さん。
「見開きの真ん中にバストが」
バストが命のふーみんなのに、見開きの綴じ部分にバストがきているカットがあります。これじゃ、胸が全部見えないジャン!
「表情がひどい」
まあ、借金を返すために裸になっているわけですから楽しい表情などできないんでしょうけど、ほんと、いやいややっている感じが出てます。見ているほうも楽
しくないです。
そんなわけで、あいかわらず、篠山先生、最低最悪の写真集を作り続けています。
それに、一連の写真は、昔、「ヌードになった」と騒ぎながらも、実はセミヌードだったときといっしょに撮られたものです。篠山得意の二段出しです。
それで、このバカ高い価格は詐欺です。
あえて、いいところを言うと。
「とにかく、フーミンがはっきりとヌードになったこと」
「温泉旅行の感じはけっこうよかった」
というところです。
まあ、とにかく、素直な感想を言うと、「20代前半でヌードになって欲しかったなあ」。
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