
この写真集のコストパフォーマンス

こんな駄作を売れる神経が信じられない
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DVDマガジンという新しい形態の写真集。DVD映像もついている。DVDはライブの様子と簡単なプライベート映像が入っている。家庭用ビデオで安直に撮影した駄作である。(熱烈ファンにはうれしいかもしれない)
写真集+DVDで1900円は安いように感じたが、中身を見て、「損をした」気分になった。それほどひどい出来だった。コンビニでも売られたように、人気絶頂をいい気になって、拡販路線をとったのだろう。日本中で怒っているファンが大勢いると思う。
スキャン保存をする際に、「こんな写真いらない」とスキャンすらせずに捨ててしまう写真があるのだが、今回はこれが半分以上あった。とにかくひどいのである。
「35mm小型カメラで安直に撮影」・・・ど素人でも撮れる写真ばかり。堀内というカメラマンにはプロの誇りはないのだろうか? 粒子はボロボロ、汚い写真ばかり。
「安直なロケ」・・・ただ、ニューヨークに行っただけの話。2日程度で終わっただろう。観光記念写真である。
「メイク最悪」・・・もともとブスなのに、それを強調するかのような下品なメイク。中南米から連れてこられたばかりの売春婦のように思えた。化粧するほどひどくなる顔なのに。衣装も粗末なものばかり。工夫もない。相当な低予算で作られたのだろう。
「胸が見えない」・・・顔だけのアップという恐ろしいカットもあった。多少は肌を露出しているが、「バストが売り」のアイドルなのに、胸の谷間すら見えない。最悪。
乙葉。18〜21くらいのごく短時間に光彩を発する期間限定アイドルである。顔、スタイルともに特にいいとは思えない。年もサイズもごまかしている。胸は立派だが、大きいというより、広がっていて面積の大きいバストであって、ツンと飛び出たバストではない。矯正水着でカッコ良くみせているが、脱ぐとたいしたことのない胸だと予想できる。しかし、セオリーでは理解できない、なんともいい雰囲気を持った子で、けっこう好きなのである。不思議な素材である。
今すぐに脱ぐべきだし、最低でも水着を披露すべきである。その「ボケキャラ」にも飽き飽きしたきたのに、この写真集では水着にすらならないとは、何の存在価値もない。少女から大人への一瞬だけ「きらりと光る」タレントであり、ほんわかかつグイグイ引きこむ不思議な魅力を持った子である。そこをうまく利用して瞬間的に爆発したアイドルであるが、22を過ぎたこの写真集では、変な化粧でただケバイだけのデブになってしまった。そこそこ売れたため、事務所も本人も天狗になって、セルフプロデュース立体写真集などという、超高価なものまで売り出した。双方ともバカモノである。
デビュー直後にヌード写真を撮れば、かなりの傑作が出来たのに惜しい。カメラマンの腕が良ければ、歴史に残るいい写真集ができたのに、本当にもったいない。
歌も下手なのに、歌っていて、いっそうかわいそうに見える。そろそろファンも飽きてきて,人気も下降気味で、先日のドラマでも、簡単に殺される役だった。
もっとも、本人も「売れよう」と思っていないようで、すぐに引退するかもしれない。 |