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アイドル写真集個別評論 水谷ケイ

写真の専門家が一刀両断


1974/5/7 青森県
162 92-60-90


 水谷ケイ写真集 「NICE BODY」  camera 山岸伸 

この写真集のコストパフォーマンス

 この写真集のタイトル、実に安直ですが、まさにそう思うしかないので、ピッタリのタイトルかもしれません。巨乳とまではいかない手ごろなFカップバスト。その形が素晴らしい。神の造形としか思えないほど美しい。控えめな乳輪と乳首もいい。これほど美しい乳房にはなかなかお目にかかれない。顔自体はとびきり美人ではないものの、そんなことを帳消しにしてしまうほどのバストである。このバストに色気たっぷりの艶やかな顔。美人局だったら即ひっかかるだろう。
 ただし、残念なことに彼女の胸には偽乳疑惑がある。「ここまで美しく手術できるのか?」不思議でしょうがないが、「天然でここまで美しい胸はあるのか?」とも思え、100%否定できない。10代でもないのに、寝ていても胸の形が崩れないのは、たしかにおかしい気もする。しかし、彼女が昔所属していた事務所の人(雲霧の知人)の話によると、「青森から東京に出てきてすぐにうちの事務所に入って、歌や踊りのレッズンを受けて、しばらくしてからブレイクしたんだが、入社したときに、すでにこの胸だったよ」といっているので、その頃にこれだけの美しい胸を作る技術があったのかは怪しく、その点からは天然とも判断できる。

 さて、写真集。カメラは山岸氏。デビューしたての2・3流アイドルを撮らせるとうまい、中堅カメラマンである。しかし、残念、彼は巨乳好きのツボを心得ていない。また、色っぽいヌードとなるとうまくない。すっぱりとヌードになるモデルなのに、いろいろとジャマをしてその美しい乳房の全貌をなかなか見せない。このクラスになると、顔などなくても胸だけのアップでも十分なのに。
 髪の毛の処理も下手で、うしろにすればいいのに、ことごとく前に垂れさがり胸を隠す。ジャマでしょうがない。砂を体につけたポーズは、それなりに色気はあるものの、隠すことにはかわりなく、多用すべきではない。

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